ネイル 資格取得 難易度

ネイルの資格取得のための検定試験それぞれの難易度は?

ネイル検定は大きく分けて2つ、JNECネイリスト技能検定試験とJNAジェルネイル技能検定試験があります。
どちらも持っていると就職には有利ですが、近年ではジェルネイルが主流となっているのでジェルネイル検定の受験者も増えています。

 

 

JNECネイリスト技能検定試験の難易度

ネイリストを採用する上で日本で最も多く基準として使われている検定。

 

3級

入門者レベルと言ったところ。
趣味でネイルをしている人なら少し勉強すれば合格できる難易度です。
ネイルケアの手順が正しくスムーズに行えることが合格基準になるため、合格率も約70〜80%以上と高め。

 

2級

ネイルケアに加え、チップ&ラップ、アートのサロンで通用する技術を持っているかというレベル。
これらを一定以上こなせることが合格基準。
合格率は約30%と3級より難易度がぐっと上がることが分かります。

 

1級

ネイルの理論の完全な理解や高度な技術を求められ、サロンワーク経験者と同じレベルを合格基準としています。
合格率は2級合格者でも約30%、さらにその難易度も年々上がっていると言われています。
しっかりとした練習をしなければまず合格できません。

 

 

JNAジェルネイル技能検定試験の難易度

ジェルネイルは今では人工爪の主流となり、JNAではそれに伴い試験を創設しました。

 

初級

カラーリングなど基本的なジェルの扱い方が問われる内容になっています。
合格率は約70%前後と言われ、難易度としては低めです。

 

中級

ジェルネイル+ポリッシュカラーリングとオフ、グラデーションジェルネイルやフレンチ、スカルプチュアなどサロンワークで求められる技術が問われる内容になっています。
合格率は約60%と低くはないですが、基本的にネイリスト検定を受けていて基礎力のある方が多いのも合格率の高さに繋がっているでしょう。

 

上級

当然、中級以上の技術と知識が要求されます。
ジェルアートであったり、中級の内容にチップオーバーレイが入ったりと難易度が格段に上がります。
サロンでの即戦力としても評価の高い試験です。
合格率は約40%と難易度高め。

 

 

2級や中級以上は価値が高い資格

どちらの試験も1級と上級の合格率が、3級、2級とのし上がって来た受験者のものとして見ると狭き門であることがわかります。
しかし、それだけ持っていると価値の高い資格とも言えるでしょう。
2級以上がサロンでは採用の評価基準になりやすいので、就職のために資格を取りたい方には2級以上が必須です。
加えて、現在サロンでの主流メニューとなっているジェルの中級以上を持っていればかなり有利になります。

結局ネイルの資格は簡単に取れる?取れない?

級による、としか言えません。

 

3級や初級であれば知識、技術ともに高度な内容は出題されず、趣味の延長のつもりでも合格できるので簡単な方です。
しかし2級、中級となってくると、ネイリストとしてのサロンワークの基礎レベル、つまり最低でも新米プロレベルの知識と技術がなければ合格できないため、一気にハードルは上がります。

 

「とりあえず簡単に取れるので良いから、ネイルの資格が欲しい。」と思っているのであれば、3級や初級に挑戦しましょう。
今まで自分でネイルをしたことがほとんどないと言う人でも、集中すれば2〜3ヶ月ほどで十分合格できる難易度です。
勉強方法としては主にスクールと通信がありますが、どっちが良いかはあなた次第。
関連ページ⇒スクールと通信どっちが良い?

 

就職や開業が目的ならば、より上位の級が必要になります。
関連ページ⇒無資格で開業してもいいの?

 

また、個人サロンなどで開かれているネイル教室の講座を受講すると、修了後にディプロマ(修了証)がもらえることもあります。
資格とは呼べないものなので、余程知名度のある教室のディプロマでなければ就職のアピールなどにはなりませんが、ネイルを勉強した証明にはなるでしょう。
関連ページ⇒ディプロマについて