ジェルのトップレベル
ジェルネイル技能検定試験の最難関。
合格率は2013年度45%となっています。
中級の試験を合格した人の中でも半分しか合格できない難しい試験だという事がわかるのではないでしょうか。
試験内容は85分間の実技試験のみ。
内容は、手指消毒後に指定された5本の指にイクステンションを施します。
イクステンションに使用するジェルはハードジェル、またはソークオフジェル(ソフトジェル)のクリアを使用することが決められています。
そして、右手人差し指、中指にジェルクリアスカルプチュアを施術します。
右手薬指にはジェルチップオーバーレイ+デザイン(テーマはフラワー)を施術します。
チップオーバーレイとはハーフチップを用いて長い人工爪を作る施術で、カラーはクリアかナチュラルのみになります。
またフラワーのデザインはジェルで描きます。
時間に余裕がある場合少し凝ったものにすると評価がいいとされています。
左手の施術ですが、中指にシンプルなジェルチップオーバーレイを施術します。
薬指にはジェルチップオーバーレイ+フレンチルックを施術します。
フレンチルックではジェルでどれだけ綺麗なスマイルライン(白とクリアの境目)を描けるかがポイントです。
またこの中でのポイントとしてスタイリングは全てスクエアオフという形にします。
長さは5〜10mm程度(ネイルヘッドの倍)にしなければなりません。
見た目は長いほうが綺麗な仕上がりになり配点は大きいかもしれませんが、長い方が時間と技術を要します。
しっかりとした練習が必要な試験だと思いますね。
チップオーバーレイはサロンでよく使われるので、上級の試験内容はとても実用性があります。
またジェルアート、フレンチルックなど技術の高いものが多く組み込まれているので、中級に合格した人でも約半分が落ちてしまうのも頷けます。
しかし、この検定を合格出来れば高いジェルネイル技術を持ったことが証明されます。
ジェルネイリストとして即戦力となれるので、サロンでの就職に非常に有利になりますよ。