新米プロレベルの資格
JNECネイリスト技能検定試験2級では、サロンワークで通用するレベルかどうかを試されます。
実際にサロンでは2級以上保持者が条件の求人も多い。
2016年春期の合格率は約35%。
試験内容は実技と筆記があり、3級より知識も技術も高いレベルが求められます。
実技の内容では3級同様、50点満点で採点。
主な内容を紹介します。
2級では事前審査で失格になることもあります。
事前審査の内容
1、テーブルセッティング&消毒管理
基本的なセッティングができていれば減点対象にはなりません。
2、ハンドモデルの爪
基本的には全部地爪が望ましいですが、イクステンションは2本までOKなど柔軟な事前審査がされています。
実技の内容
1、ファイルストロークの審査
※工程内審査有りです。
ファイルの手順や、イクステンションなどに地爪用のファイルを使用していないかを見られます。
2、ラウンドの仕上がり
2級でも爪の形はラウンド型が検定の規定で決められています。
綺麗で、長さも均等なものが美しいとされてます。
バリなどが出ていないかもしっかりチェックしましょう。
3、ニッパーハンドリング
※工程内審査有りです。
キューティクルニッパーの使い方を主に審査されます。
メタルプッシャーなどの使い方の適切さやそのスムーズさも審査対象。
4、クリーンナップの仕上がり
事前に塗ってあるポリッシュをしっかり落とせているか、指のささくれや角質などの処理が適切であることを審査されます。
5、カラーリング(ライン取り、表面、色むら)
※工程内審査有りです。
表面の仕上がり、色むら、バブルが出来ていないかなどをチェックされます。
チップラップとアート以外の8本が審査対象です。
6、ネイルケアトータル
ネイルケアの技術を総合してサロンワークに適した仕上がりかをチェックされます。
7、チップ&ラップ(チップラップの装着)
ハーフチップで地爪のように見せるのがチップラップです。
これをどれだけ綺麗に作れるかを審査されます。
形はラウンド。
8、チップ&ラップの仕上がり
表面にバブルが出来ていないか、グルーなどのはみ出しがないか、光沢がしっかり出ているかなどが審査されます。
9、ネイルアート
3級同様にテーマが発表されます。
相応のデザインであるかも審査内容です。
筆のみのアートで色彩豊かでデザインのバランスが取れていて細密なものが良いとされています。
10、全体の仕上がりとサロンワーク
項目、6、7、8、9と全体の完成度の高さを見ます。
手際の良さ、スピーディーさなども審査対象。
まとめ
合格率は約30%。
チップラップなどの技術は本格的なネイルの勉強をしていないとなかなか難しいものです。
サロンワークを主にした試験内容になりますので、3級に比べて厳しくなるものと心がけて行きましょう。
【事前審査】10分
【実技試験前半】35分
【実技試験後半】55分
【実技審査】49分
【片付け】20分
【筆記】35分